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自社印刷工場

2017/07/06

【ぷらり】

この記事はプラルトニュースレター「Purari(ぷらり)」に掲載されている内容からの転載です。紙面でお届けしている人気の「Purari(ぷらり)」をぜひオンラインでもお楽しみください。

プラルトは、自社内に印刷生産工場を備え、グラフィックデザインから印刷まで一貫したイメージで社会に製品を発信していく体制を構築しています

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私たちが主体とするオフセット印刷媒体において高品質を実現するためには、企画営業、グラフィックデザイン、製版(写真など画像分解)技術、印刷技術とが連携・一体となり、製品をつくり上げていく「ワンストップサービス」こそが最も重要だと考えます。
お客様の製品をより効果的に市場に向け発信するために、企画する段階からグラフィックデザイン部門と印刷部門が関わり、コミュニケーションを密にして取り組んでいます。
グラフィックデザインを最良なカタチに魅せるための紙などの素材、色彩における表現、また、それに伴うコストなど、多角的な観点から考察した上で、ご提案に繋げていきます。
私たちプラルトが具現化した技術の代表的なものが「ハイビジョン印刷」です。網点と呼ばれる微細な点の集合で構成される「オフセット印刷」。その網点の数を通常の 2.5 倍以上に増やし、写真を高濃度かつ緻密な部分まで再現し、紙面上にリアルな表現で写しだすものです。
ハイビジョン印刷は、写真を印刷データに生成する高い製版部門の分解技術とそれを確実に表現する印刷技術とがマッチングしないと成し得ないもの。長きにわたり写真を知り尽くした製版オペレーターを中心に、プリンティングディレクター監修のもと、製品をつくりだしています。

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受賞歴のある印刷物の一例

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槍 穂高 空と雲のあいだに
信濃毎日新聞社 佐々木信一
アルピニスト憧れの槍 穂高連峰。その空と雲のはざまの稜線で日夜繰り広げられる大自然の神秘な一瞬。そして季節を紡いで彩られる細やかな自然美。佐々木信一氏が情熱を注ぎ込んで作り上げた渾身の一冊。


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田淵行男が愛した安曇野
公益財団法人 安曇野文化財団 田淵行男記念館
大糸線に沿って、北は白馬村から南は安曇野市までの麓を中心に約120点の写真を掲載。田淵行男が生前出版した著書(単行本)には収められていない文章と、未発表のモノクローム写真を中心に編集。監修は写真家の水越武氏。


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(かたち) 季節の中で
日本山岳写真協会南信支部
「日本山岳写真協会南信支部」様の創立20周年記念としてつくられた一冊。
20年にわたる協会支部の熱い思いが凝縮されている。


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飯沼英樹 闘ウ女神タチ
松本市美術館
2016年に松本市美術館の特別展として開催された彫刻家・飯沼英樹氏の図録。この図録に掲載している作品図版の撮影はすべて作者本人の手によるもの。彫刻という立体物が作者の手で平面に再構築され生み出された一冊。


プラルト 印刷の歴史

1952年:長野県松本市蟻ヶ崎にて中信凸版印刷所として創業
1954年:中信凸版印刷有限会社に名称変更
1960年:オフセット印刷機を導入
1970年:カラー印刷開始
1990年:オフセット輪転機を導入
1992年:ハイビジョン印刷開発実用化に成功
1993年:現在地に本社を新築移転
1996年:株式会社 プラルトと社名を改める
1999年:オフ輪4色機を導入
2001年:「ISO9001」認証取得
2003年:「ISO9001:2000」認証取得
2005年:印刷産業連合会より「環境優良工場奨励賞」を受賞
2014年:Sublima+Printing Contest 2013 印刷技術部門(書籍)で金賞を受賞
2015年:Sublima+Printing Contest 2014 写真集部門で金賞を受賞
2016年:Sublima+Printing Contest 2015 社長賞を受賞
2016年:「Japan Color 標準印刷認証」取得
2017年:Sublima+Printing Contest 2016 写真集・冊子部門、企画作品部門で銀賞を受賞
2017年:「Japan Color マッチング認証」取得

プラルトの色再現力

2017年6月 長野県初(2017年6月時点)の「Japan Color マッチング認証」取得
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プラルトは国内で47番目、長野県では初めての「Japan Colorマッチング認証」を取得しました。
これはISO国際基準に基づき、印刷品質の安定・向上のために設けられた日本の制度。異なるデバイス間での色合わせだけでなく、色そのものを管理し制御する精度の高い専門技術が必要です。
担当の技術者、芦田英樹は「より高度なCMS(カラー・マネジメントシステム)を必要とする認証が取得できたことは素直に嬉しいです。精度の高い印刷物を提供する会社である事が、第三者機関に認められた。技術力の証明と現場の自信につながったと思います」と話します。

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