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スマートフォンで料理を美味しそうに撮るテクニック①

2016/07/11

【ぷらり】

この記事はプラルトニュースレター「Purari(ぷらり)」に掲載されている内容からの転載です。紙面でお届けしている人気の「Purari(ぷらり)」をぜひオンラインでもお楽しみください。

カメラマン中山

このコーナーではカメラやデザインなどのちょっとしたテクニックを紹介します。きっとどこかであなたのお役に立てることを信じて...。初回は、皆さんも使用されることが多くなったと思われるスマートフォンによる撮影のテクニック紹介です。撮影全般に役立ちますので、ぜひ皆さんもお試しください。

中山:突然ですが、カメラマンの中山と申します。今回はスマートフォンで料理を美味しそうに撮る方法を簡単にご紹介させていただきます。サポートしてもらうのは新入社員の2人です。
三浦:営業部の三浦です。一応、一眼レフを持っています。
市川:制作部の市川です。カメラは15年前のデジカメしか持っていません...。
中山:そんな2人には、ここに用意した某コンビニのお弁当とケーキ、それとドリンクをスマートフォンで美味しそうに撮ってもらいます。クロス(布)もあるので自由に使ってみてください。

今回の被写体たち
今回の被写体1
今回の被写体2
今回の被写体3


三浦:少し野菜をトッピングしてもいいですか?このままではあまりに素っ気ないので。
中山:おっ!やる気になってきましたね。いいですよ、どんどんアレンジしてください!配置の仕方も撮影テクニックのひとつですからね。
三浦:よし!配置完了。撮ってみます。
市川:うーん。これでいってみよう!

窓を背にした三浦さんの写真
窓を背にした三浦さんの写真

窓を正面にした市川さんの写真
窓を正面にした市川さんの写真

中山:なるほど。まず三浦さんの写真ですが、レイアウトのバランスはいいのですが、少し寄り過ぎていて、ケーキがほとんど写っていませんね。それとドリンクが写っていないです。全て入るように配置しましょう。そして、ここからがポイントですが、窓を背にしているため正面から光が当たり、立体感がなくなってしまっています。自然光を利用する場合は、窓と自分の間に被写体を置くようにしましょう。市川さんの方は、この方法で撮影しているので、光が当たってケチャップにテカリがうまく出ていますね。光はとても重要な要素です。
三浦:でも光がうまく当たらないんです...。
中山:では、より写真をきれいに撮る秘策「簡易レフ板」を教えましょう。今回は白いパネルを使用していますが、なければ白い紙でも構いません。窓からの光を反射させて、被写体の影に光を当てることで、色をよりきれいに見せることができます。
市川:あの、実は私の写真もお茶が切れちゃっているんですが...。
中山:構図がまだ甘いということですね。構図を決めることを「フレーミング」と言いますが、スペースがないのでまた次回にしましょう。さて、以上のことを踏まえてもう一度撮ってみましょう。

撮影風景1
撮影風景2

三浦さんの写真
三浦さんの写真

市川さんの写真
市川さんの写真

とても良くなりましたね。特に色がきれいに出ています。それぞれの被写体も納まりました。さらにいい写真を目指して、次回はフレーミング(構図)と配置を学びましょう。

中山カメラマンのプロの1枚
プロの一枚

一眼レフとストロボを使い、本格的に撮影した1枚。焦点を浅めにして、程よいボケ感を出しました。

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